「神は細部に宿る」って、よく言ったものだなって思います。
しめじもこの言葉を、芝居創りにおいていつも考えています。
演出しているときは常にこれを考えて、細部までこだわってます。
ただ、僕たちのユニットは、楽しく稽古するのがモットーなので、
「詰める稽古」みたいなのはやっていなかったのです。
でも、これじゃダメだよな、というのは薄々気づいていました。
最近の演劇界、ハラスメントで超賑わってるし、
まぁ、もういいか…とか思っていたのですが。
昨日、初めてのお客さんに通し稽古を見てもらい、感想をもらったのです。
「細やかさ、丁寧さが足りない。
ちゃんと丁寧に詰めてないから、
あなたたちの芝居から何も伝わらない。」
もう、ぐうの音も出ません。
しめじの根元から折れるかと思いました。
僕以外のメンバーは学生だから…とか、
楽しく芝居してほしいから…とか
厳しく言ったらハラスメントになるかも…とか、
なんだかんだ言わない理由をつけて、自分に甘えてたんです。
まずは、誰よりも自分が丁寧な演技を。
そして困っている仲間にも、建設的なアドバイスを。
お互いに本音を言いながら楽しく稽古するのはできるはず!
残り2週間を切った。もう迷っている時間はない。
「神は細部に宿る」
…宿らせてみせます!
ぶなぴー